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これから先の100年を、輝かせるために。

代表理事 高橋秀彰

100年後の日本の人口は、いまの半分

100年後の日本の人口は、いまの半分の6,500万人になるだろうと言われています(国土庁「日本列島における人口分布の長期時系列分析」を参照)。この予測から目を逸らしてはいけません。現在のビジネスのほとんどは、人口が増えることを前提に、人口が増え続けていた時代につくられたビジネスですから、この先、いったに何か起こるのかはまったく予想がついていない。でも、確実に次の100年で何かが起こる。ゆっくりとかもしれないし、ドラスティックに変わるかもしれない。

いま起きている未来の出来事

すくなくとも、これからの100年は、高度成長期に起こったことと逆の現象が起きるはずです。たとえば、住宅地に変わっていった郊外の田んぼが、再び、緑地・農地等に戻っていくといったように。この現象は、いま顕在化しつつあります。ピータードラッガー流に言えば、「いま起きている未来の出来事」です。他でも変化は現れています。高齢者向けケア付き住宅と子育て世代を結びつける活動。農業とコミュニティを結び付け、自然を通じたメンタルケアを行う活動。環境・健康・福祉を融合する取り組み。シェアオフィスやシェアルームなど、若い世代が関心を示している職人的仕事とコミュニティの融合。これらは、高度成長期に起きた変化とは逆の動きです。

絶えず問い続けること

ポイントは、地域経済を担うあらゆるステークホルダーとともに商品開発や改良をおこない、マーケティグ活動に参加していただきながら、フィードバックをもらうことです。専門領域バカで乗り切れる時代ではないのです。今後は、思いもよらないメンバーも必要になってくると思います。どんどん新しい血を入れて、組織は柔軟に変わならければいけません。住宅産業に従事する者として、これからの100年を輝かせるために、何をすべきか。絶えず問い続けなければいけません。

日本人ほど幸福に見える国民はない

江戸時代の末期から明治の始めにかけて日本を訪れた外国人が、口をそろえて「日本人ほど幸福に見える国民はない」といったそうです。
アメリカの初代総領事ハリスは日本人をみて、「これが恐らく本当の幸福の姿というものだ」と言い、イギリスの詩人エドウィン・アーノルドは、「これ以上幸せそうな人びとはどこを探しても見つからない」と語ったそうです。豊かさとは何か、この時代の外国人の観察は、日本が何を失ってきたかに思いを馳せ、幸福や豊かさの意味を考える際の手がかりになります。